慶應義塾大学 湘南キャンパス 秋山美紀研究室 Miki Akiyama Lab

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ヘルスコミュニケーション

※この授業は大学院政策・メディア研究科と大学院健康マネジメント研究科の併設科目です。
4学期制の集中講座(2コマ×7週)で秋学期前半科目として開講しています(詳細はシラバスを参照のこと)。
担当教員は、秋山美紀と北野華子です。


科目概要
人々がより健康に生きる,その手段としてのコミュニケーションは,世 界各国で社会的な要請に応えるかたちで、新しいメディアや手法も 効果的に取り入れながら,ダイナミックに発展し続けてきた.本コ ースで扱う「ヘルスコミュニケーション」は,人々の健康にインパ クトを与えうる様々な働きかけが含まれる極めて実践的なものにな る.  たとえば今日、深刻な健康課題を抱えている人の多くは,社会的・ 経済的・環境的な複数の課題を抱えていることが多い.そうした健 康課題を解決するには,単に本人に正しい知識(エビデンス)を伝 えるだけでは不十分で,当事者をとりまく周囲の人々がサポートで きるような働きかけや,社会的な環境を変えていくために政策担当 者やメディア等のステークホルダーに対して問題の重要性を伝える ことも必要となる.つまり,ミクロ,メゾ,マクロというレベルを 意識したコミュニケーション戦略が重要となる.  本コースは,公衆衛生分野で修士号を取得する者が身につけるべ きコミュニケーションのコンピテンシー,すなわち「科学的根拠に 基づいた議論ができ、その結果を個人や集団と対話をし、公衆衛生 の向上のために社会に働きかける能力」を向上することを念頭に設 計されている.授業で扱う主な領域は,健康や医療の情報の理解や 意思決定に影響するヘルスリテラシー,対人コミュニケーション, メディア・コミュニケーション,ヘルス・アドボカシーである.健 康・医療のコミュニケーションを効果的に行うための基本的な理論 や.実践とともにある研究の進め方等を学ぶ.
【前提科目(推奨)】
「データサイエンス1」(統計を取っていることが望ましい)
「ヘルスリサーチの基礎」または
「エビデンスに基づく健康政策とコミュニケーション」

【関連科目】
「ヘルスプロモーション」(健康マネジメント研究科設置科目)
  「健康行動科学」(健康マネジメント研究科設置科目)
「社会保障政策」
「地域医療システム」
「リスク社会の制度設計」

成績、演習課題、レポート、出席点などを総して評価する。初回講義時に指示する。
詳細はSFC-SFSを参照のこと。

秋学期前半の火曜1、2限に開講予定。秋学期の後半の同曜日時刻は「ヘルスプロモーション」(小熊祐子先生担当)の受講をお勧めします。