SFCで学べる幅広いヘルスリサーチについて，分野を代表する複数教員とで担当しています。

科目概要
健康の実現は重要な社会的課題であり、学生一人ひとりが科学的なものの見方を身につけ、健康に関するデータや情報を適切に取得・活用し、より良い意思決定や問題解決に役立てていける力をつけることが求められている。 健康事象を正しく捕らえるための方法には、大きく、①ヒトの健康事象を理解することと、②そのメカニズムを理解するということがある。 本コースはこの両者のメソッドを包含し、ヘルスデータを扱うあらゆる研究を行う上での入り口となる基礎的な知識やリサーチ方法について講義と演習を行う。 身体活動や運動、食と栄養といった身近なテーマから、ヒトとその集団を扱うデータ（量的・質的）の取り方や分析方法、 メカニズムを理解するための生物学的な実験研究におけるデータ獲得と分析、およびモデリングの基礎を学んでいく。 対象は、健康科学に関心のある学生のみならず、建築や都市工学、心理学、情報技術の分野においてもヘルスデータを扱う必要性が高いことから、すべての分野の学生を対象とする。 本コースは入門レベルであるが、受講後は、各自のリサーチクエッションに適合する研究をデザインし、データを収集、分析するための基礎的なスキルを身につけることを目標とする。

【関連科目】90535:エビデンスに基づく健康政策とコミュニケーション
【関連科目】90549:人体の解剖と生理
【関連科目】04150:生命システム
【関連科目】90537:食と健康
【関連科目】90548:代謝の生物学


成績は、演習課題、出席状況、授業内テストを総合して評価する。
秋学期前半科目として開講中（詳細はシラバス参照のこと）。