慶應義塾大学 湘南キャンパス 秋山美紀研究室 Miki Akiyama Lab

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研究会1 ヘルスコミュニケーションの理論・研究(Reserach of Health Communication)

当研究会は、人とコミュニティに着目し、様々な社会科学的アプローチを融合し、ヘルスケアを取り巻く様々な問題を解決するための研究を行う場である。この「ヘルスコミュニケーションの理論と実践」は、人々の健康にインパクトを与えうる様々な働きかけの理論と方法である「ヘルスコミュニケーション」について学んでいく。
人々がより健康に生きる、その手段としてのコミュニケーションは、各国で社会的な要請に応えるかたちで、新しいメディアや手法も効果的に取り入れながら、ダイナミックに発展し続けてきた。たとえば今日、深刻な健康課題を抱えている人の多くは、社会的・経済的・環境的な複数の課題を抱えていることが多い。そうした健康課題を解決するには、本人に正しい知識(エビデンス)を伝えるだけでは不十分で、当事者をとりまく周囲の人々への働きかけをしたり、さらには社会的な環境を変えていくために政策担当者等のステークホルダーに対しても問題の重要性を訴えることも必要となる。
この研究会では、健康・医療のコミュニケーションを効果的に行うための基本的な理論や概念を学ぶとともに、研究として結実させる方法を実例とともに学ぶ。 社会において顕著なヘルスコミュニケーションの実践をしている外部講師も予定している。 医療および公衆衛生、健康・医療政策に関心があり、人々の健康の問題を多様なアクターとともに理解し協働して解決する戦略、スキル、方法、アプローチを学びたい意欲ある者を歓迎する。 卒業プロジェクトを秋山のもとで行う人は、この研究会の履修が必須となる。

Health communication is the study and practice of communicating promotional health information, such as in public health campaigns, health education, and communication between doctor and patient. In our Kenkyukai, students will play leading roles in planning and facilitating each session. Students will be required to read materials and prepare for the discussion. Foreign students are welcome but need to have basic Japanese communication skills. We use a textbook written in Japanese but for those who need some assistance, the professor will introduce relevant reading materials written in English.