2026.06.03
[学部研究会]
ディスカッションから多様な価値観に触れる
みなさんこんにちは。
環境情報学部4年の佐藤亜美です。
本日の4限では、4年生によるマイプロ発表が行われました。発表された先輩は9月に卒業予定ということもあり、研究が完成段階に近づいていて、分析の深さやデータの豊富さに圧倒されました。
「ゆるスポーツ」に関する研究だったのですが、発表を聞く中で、運動が得意な人だけでなく、年齢や身体能力に関係なく誰もが楽しめるスポーツであることを知り、とても興味を持ちました。運動へのハードルを下げ、人とのつながりを生み出す可能性を持つ取り組みとして、実際に体験してみたいと感じました。
その後は、輪読本であるマイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう』第3章の輪読を行いました。
リバタリアニズム(自由至上主義)や身体の自己所有権、自殺幇助などについてグループディスカッションを行い、色々な価値観に触れることができました。特に印象に残ったのは、「年収が3兆円だった場合、所得税率が50%に引き上げられたら、それは"奪われた"と感じるか」という問いです。
私は、自分の努力によって得た収入の半分が税金として徴収されることに対して、「奪われた」という感覚を持つと思いました。また、高い税率によって働く意欲や挑戦するモチベーションが低下する可能性もあると考えました。一方で、「その富は個人の努力だけではなく、社会の環境があってこそ生み出されたものであり、税金を通して社会へ還元するべき」という意見もありました。
議論を通して、正義や公平さには正解が存在するわけではなく、立場や価値観によって結論が大きく異なることを改めて実感しました。また、自分が当たり前だと思っていた考え方も、他者の視点から見ると全く異なる解釈が生まれることを知り、色んな人と物事を考える重要性を学ぶことができました。