自分への自信が活力に
語り手:Iさん
Iさん:東京はそういうことがないと思うんですけど、〇〇市は限定的な都市だから毎月1回広報が出るんですよ。そこにね...出されちゃったの(まんざら嫌でもなさそうに照れ笑い)。
―凄い名誉なことですね。
Iさん:名誉というかね、私にとっては気恥ずかしいんですけど...。 (中略) 感じの良い青年が2人で組んで取材されてるの。今日で終わりだと思うのよね。たまたまそれがぶつかっちゃってね。
―わぁ、凄い売れっ子ですね(笑)
Iさん;売れっ子って(笑) 何かっていうとね、私が年をいっぱいとっていることと、その年長者であるわりには健康であることと、市の催し物(体操クラブ)に参加しているということが、私の取り上げられたことらしいんですよ。何も素晴らしいとか、何かっていうのは含んでないのね。何組かそういう立候補があったらしいんですけど、私がそういう年寄りと健康と市のものに参加しているという3つの条件を揃えていたみたいなの。
語り手:K.Iさんプロフィール
1925( 大正14) 年7 月22 日生まれでインタビューを行った際は93 歳。享年93歳。以前の職業は専業主婦と、疎開時に先生であった。 また小学4 年生のときに、脳脊髄液減少症という病気を患った経験がある。 旦那様は亡くなり、3 人のお子さんと、5 人のお孫さんがいる。 お一人で埼玉県にお住まいだった。
K.Iさん その他の語り
死と向き合う
いつどうなるかわかんないからこそ、、