健康情報プラットフォームラボ
健康情報プラットフォームラボ(代表:村井純)は、個人の健康に関する情報を蓄積し、それを適切に利用した様々なサービスを提供できるクラウドシステムの構築を目的として、2012年3月1日にSFC研究所内に設立されました。生活習慣病等の患者や予備軍が増える一方、個人の健康意識も高まっており、健康の維持・増進に関する機器や情報システムも多数存在します。また、医療機関のIT導入も進み、電子化された診療情報を患者自らが健康回復のために利活用できる基盤整備も推進されつつあります。分散して管理されているそれら健康・医療システムから得られる情報を総合して、質の高い健康管理サービスを提供する仕組みをつくることが本ラボラトリの目的です。 生まれた時からの記録である母子健康手帳、学校や勤務先で受ける健康診断の記録、お薬手帳、そして医療機関での診療情報といった、健康や医療に関するデータや情報を安全かつ確実に保存し、さらに個人が記録しておきたい身体測定結果や運動記録等をはじめとする大量の健康増進データも時系列に保存し、一生を通じた振り返りや利活用を可能とすることを目指しています。本ラボでは特に、上記を目的として①広域分散プラットフォームの構築と実用化、②同プラットフォーム内の個人情報を適切に利用する際の個人情報保護の枠組み、③個人の健康に関する情報を網羅的に把握、分析、利用可能とするためのフレームワーク、の3点について、重点的に取り組んでいます。
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eケアプロジェクト
慶應義塾大学SFC研究所では、文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業ハイテク・リサーチ・センター整備事業による私学助成を得て、2005年度~2009年度の5カ年計画で、情報通信技術を介護福祉分野に活かし、e-ケア型社会システムの形成とその応用の融合研究を進めています。
秋山は、この研究班のリレーションシップグループに所属し、「e-ケア・リレーションシップにおける行政と地域社会のガバナンスに関する研究」をしています。ガバナンス論的観点から、行政と地域社会の関係形成に関する調査研究を行い、少子高齢化社会における行政と地域社会の新しい関係性の考察と提言を行っていきます。