感謝のある人生
語り手:K.Iさん
―話をお伺いしていると、K.Iさんには欲が無いと私は感じるのですが、そのように考えることが出来るのは、やはり病気になった経験とか、今も止まることなく歳を重ね続けているところから来るものでしょうか?
K.Iさん:そうねぇ、やっぱり色んなものに遭っているとねぇ。色んなものに遭うのも人生よね。それによって得る人生観ってあるじゃない。だから素直な心でないと、こんなにどうして私ばっかりこんな目に遭うって思うのも1つの生き方じゃない?でもこのくらいで済んだんだ、ありがたいなとか、各自頭の使い方で随分違うわね。何事も感謝ね。とにかく感謝っていうのは大事ね。 (中略) 感謝をつくろうと思えば、全部感謝よ。感謝を知らなければ全部感謝のない人間。感謝のない人間はどんどんどんどん徳が少なくなる。
--長い人生の中で様々な苦楽を乗り越えたK.Iさんから、私たちのような若者に今後の人生を生き抜く上でメッセージを頂きたいです。
K.Iさん:全ての感謝をして生きていってもらいたいと思う、死ぬまで。 (中略) 全部に感謝の気持ちを持っていた方が人生、幸せに生きられる。
語り手:K.I さんプロフィール
1925( 大正14) 年7 月22 日生まれでインタビューを行った際は93 歳。享年93歳。以前の職業は専業主婦と、疎開時に先生であった。 また小学4 年生のときに、脳脊髄液減少症という病気を患った経験がある。 旦那様は亡くなり、3 人のお子さんと、5 人のお孫さんがいる。 お一人で埼玉県にお住まいだった。
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